このほど飼っていた犬とお別れをした。
年長者の家族や親戚と別れたときは、自分が会うまでの人生に想いを馳せることがあった。小さな私にとってそれがとても壮大な体験だった。
最初から知っている場合というのが人生で初めてだ。年を取るってそういうことなのかなって。それに、息子や娘に先立たれるって、こういうことなのかなとも。もちろん、もっと辛いことかもしれないけど。
とはいえ、ペットショップで買ったので、厳密ではない気もするが。むしろ、犬にも血縁の家族がいて、私はその両親をみたことがないわけで、そのことがとても重大な気もしてきた。
また、散歩とかもずいぶん私は母任せだったのもあって、犬の生活のうち私が知らない部分とか、犬と他の人や犬とのかかわりについてまったく知っていない部分は多くあっただろう。人は故人の人生について語ってくれる場合があるけど、犬は語りませんね。
亡くなった朝に向かいの犬がやけに吠えていたような気はしたんだけど。